シャネルPOPUP｜2025年12月原宿「CHANEL WINTER CONSTELLATION（シャネルの星空）」星空の4D没入体験レポ Read in English

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【原宿】CHANEL WINTER CONSTELLATION – シャネルの星空｜レポート

2025年12月、原宿で開催中の
「CHANEL WINTER CONSTELLATION – シャネルの星空」へ行ってきました。

本イベントは、シャネルがホリデーシーズンに贈る特別な没入体験。
事前応募制の完全予約制イベントですが、私は当日キャンセル待ちで入場成功。

会場内は写真以上に幻想的で、星空の中を旅するような世界。
ギフトBOXのシートに座って鑑賞する4D没入シアターが圧巻でした。

青い星空が大きなガラス面に描かれ、外観からもうシャネルの世界観。

外には“雪化粧をしたフレンチガーデン”風のオブジェが並び
フォトスポットとしても大人気。

シャネル

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ポチップ

暗いエントランスを一歩抜けた瞬間、
空気がふっと変わる。
目の前に広がるのは、深い群青の夜空を思わせる“リボンロード”。
雪化粧のツリーたちが静かに光を秘め、
その間を歩くたびに星の粒がそっと舞い上がるような、幻想的な世界が続いていく。

この道はただの導線ではなく、
シャネルの“魔法のシンボル”へとつながる光の回廊。
歩みを進めるほどに、
メゾンの精神を象徴するモチーフたちが順に姿を現し、
まるで訪れたゲストひとりひとりに話しかけてくるようです。

黄金のタテガミを思わせる光の造形が、凛として佇む。
ココ・シャネルが生涯愛したレオの象徴であり、
“迷いの先へ進む勇気” を与えてくれる守護のシンボル。
リボンロードの途中でライオンの前に立つと、
その存在に背筋がすっと伸びるような、不思議な力強さを感じます。

柔らかな光とともに浮かび上がる純白の花。
どんな環境でも凛と咲く姿は、
シャネルが追い求めてきた“自由で普遍的な美しさ”そのもの。
静かに輝くカメリアは、
歩く人の個性をそっと肯定するように佇んでいます。

金色の光がゆらめき、
風もないのに穂がそっと揺れたような気がする。
麦はココ・シャネルにとって“幸運と実り”を象徴する存在。
ブレが並ぶエリアを通ると、
未来へ向けて静かに豊かさが広がっていくような、
あたたかな余韻を残します。

一粒一粒が月光を吸い込んだように光を放ち、
リボンロード全体をやわらかく照らすパール。
それは“飾らずとも輝ける美しさ”という
シャネルの哲学が形になったシンボル。
パールの前を通ると、心のざわめきがゆるむような静けさが広がります。

尾を引く光が未来への弧を描くコメット。
新しい挑戦を照らし、
希望という名の光をそっと手渡してくれる存在。
このシンボルが現れると、
リボンロードが一段階明るくなり、
まるで“旅の始まりを祝福されている”ような気持ちになります。

静かで深みのある空間を背景に、
俳優・宮沢氷魚さんの落ち着いたナレーションが響きます。
一つひとつのシンボルに込められた意味を
物語のように語りかけてくれる声は、
歩みを進めるたびに世界観への没入を深めてくれる特別な存在。

リボンロードの先には
ギフトボックスが積み上がるホリデーフォトスポットが登場。

ここだけで写真が何枚も撮りたくなるレベルの可愛さ。

中央にはシャネルの名香「N°5」が輝き、
シンボルの装飾が黄金色に光る幻想的な空間。

リボンロードの最奥にある扉がゆっくりと開くと、
そこには時間が止まったような静寂が広がっていました。
天井まで届く深いネイビーの空間に一歩足を踏み入れた瞬間、
世界がふっと切り替わり、
まるで“星座の中心へ招かれた特別なゲスト”のような感覚に包まれます。

足元に配置されたのは、
ホリデーギフトを思わせる 巨大なシャネルのボックスシート。
フロスト加工された白の天面は、
手を触れれば雪の結晶がこぼれ落ちそうなほど繊細で、
光を受けるたびに静かにきらめきます。
その上に腰を下ろした瞬間、
シアターはゆっくりと息を吸うように光を帯び始めました。

最初は深い静寂。
暗闇に溶けるように散った光が、
ひとつ、またひとつと集まり、
やがて “夜空そのものが目覚める瞬間” を描き出します。

床・壁・天井という三面が境界を失い、
ひとつの巨大な星空となって包み込んでくる。
光が呼吸するように広がり、
空間はゆったりと流れる時の中で輝きを増していきます。