韓国で人気のマリテフランソワジルボー原宿上陸!店舗レポート&歴史MARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUD
原宿、表参道エリアにNEWオープン!
2025年4月26日(土)、韓国で大ブームのブランド「MARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUD(マリテ フランソワ ジルボー)」が、ついに原宿、表参道エリアに初の旗艦店(フラッグシップストア)をオープンしました!
オープン翌日に訪れた様子をレポートしながら、ブランドの歴史や魅力についても詳しく紹介していきます。

MARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUD(マリテ フランソワ ジルボー)とは?
フランス発、世界を変えたデニムブランド
MARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUD(マリテ フランソワ ジルボー)は、1972年にフランス・パリで誕生しました。
創業者は、マリテ・バスカロ(Marithé Bachellerie)とフランソワ・ジルボー(François Girbaud)。
彼らはファッション業界において、「デニムの革命児」と呼ばれる存在です。

特に有名なのは、以下の革新的なアイデアです。
- ストーンウォッシュ加工(デニムを石と一緒に洗ってヴィンテージ感を出す技法)を世界に広めた
- 動きやすさを追求したカッティング技術(膝や腰に入る独自の切り替えライン)
- ジェンダーレスなデザインを先取りしたスタイル
これらは当時としては非常に斬新で、世界中の若者たちを虜にしました。特に1980〜90年代にはアメリカでも人気が爆発し、ヒップホップカルチャーやストリートファッションと密接に結びつきます。
有名アーティストやダンサーたちが愛用したことで、一大ムーブメントとなりました。

そして現代へ:韓国で再注目、世界的リバイバル
2000年代に一時休眠期もありましたが、近年、韓国のZ世代・ミレニアル世代から再び熱い支持を受け、リバイバルブームに。
オーバーサイズシルエットや、レトロ感あるストリートスタイルが現代のトレンドとマッチし、韓国アイドルやインフルエンサーの着用も相まって、再び世界的な注目を集めています。
そして2025年、日本・東京・原宿に、待望のフラッグシップストアがオープンするに至りました。

実際に行ってきた!原宿店レポート
オープン翌日の夕方、現地を訪れると10人ほどの行列。
店内に入ると、トレンドに敏感なオシャレな人で賑わっていました!

並ぶアイテムは、使いやすいTシャツ、スウェット、キャップ、バッグなどデイリーアイテム中心。
春らしいピンクカラーのグッズが店頭に並び、ひときわ目を引きました。
中でも目を引いたのは、くまちゃんのキーホルダー!キュートなアイテムも多く、幅広い層に人気が出そうです。

価格帯は比較的手に取りやすく、ストリート初心者から本格派まで楽しめるラインナップでした。
MARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUDの歴代代表作アイテム
マリテフランソワジルボーが、世界中のファッショニスタたちを虜にした理由――
それは、ただ流行に乗るだけでなく、時代を切り拓くような革新的なアイテムを次々と世に送り出したことにあります。

ここでは、ブランドを語る上で欠かせない代表作をご紹介します。
1. ストーンウォッシュデニム
世界初のストーンウォッシュ加工を施したデニムをリリースしたのが、MARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUD。
洗いざらしのような柔らかさと独特な色落ち感が特徴で、それまで「硬くて育てるもの」とされていたデニムの概念を根底から覆しました。
当時のファッション界に革命を起こした名作であり、今もなおビンテージファンから絶大な人気を誇ります。

2. マルチパネルデニム(CUT&SEWデザイン)
身体の動きにフィットするよう考えられたマルチパネル構造のデニム。
特に膝や太もも周りに独自の切り替え(カッティングライン)を入れることで、動きやすさを追求しています。
このデザインは、後に数多くのストリートブランドにも影響を与え、
「機能性とデザイン性を兼ね備えたデニムスタイル」の原点とも言われています。

3. バギージーンズ
1980年代、アメリカのヒップホップシーンで爆発的人気を誇ったのがオーバーサイズのバギージーンズ。
マリテフランソワジルボーのバギーは、単なる「太いパンツ」ではなく、細部にまで計算された美しいシルエットと大胆なカットワークが特徴。
このアイテムは、ストリートカルチャーの象徴としても知られ、現在のオーバーサイズファッションのルーツのひとつとなっています。

4. ユニセックスアイテムの先駆け
マリテフランソワジルボーは、当時まだ珍しかったジェンダーレス(男女兼用)なアイテム展開を積極的に行っていました。
サイズ感、シルエット、デザインに男女差をつけず、「自分らしさを自由に表現するファッション」という今の時代にも通じるコンセプトを早くから提案していたのです。

まとめ:マリテフランソワジルボーは「今、原宿で絶対チェックしたいブランド」
いま、韓国や日本で再注目されているMARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUDは、「一度消えた懐かしのブランド」ではありません。
デニム文化を進化させ、ストリートファッションを世界に広めたパイオニア。そして今、新たな形でリバイバルし、世界の若者たちの心を再び掴んでいます。

ストリート、ジェンダーレス、ヴィンテージブーム――
今、世界で起きているファッショントレンドの源流を作ったパイオニア。
原宿店は、そんなブランドの世界観を直に体験できる特別な場所。最新ファッションをキャッチしたい方は、ぜひ足を運んでみてください!

【店舗情報】マリテフランソワジルボー原宿店
外観は、まるでヨーロッパのお城のような白いクラシカルな建物。ブランドの世界観がしっかり表現されています。


店名:MARITHÉ FRANÇOIS GIRBAUD JAPAN FLAGSHIP STORE
住所:東京都渋谷区神宮前4-28-10
最寄り駅:表参道駅・明治神宮前駅から徒歩5分、「オモハラ」(表参道ヒルズ裏手)エリア
オープン日:2025-04-26
平日営業時間:11:00〜20:00
休日営業時間:11:00〜20:00